プロローグ

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12月18日。 寒い日だった。 空からはホロホロと雪が舞い降りていた。 風はヒュウヒュウと吹く。 クリスマス使用の街頭の電工掲示板の文字は何処か淋しく感じる。 まさに、そんな1日だった。 今年ももぅすぐクリスマスがくる。 街も人も浮かれ気分にざわめいている。 俺は真反対に俯いて、小石を蹴りながら歩いていた。
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