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年少の時から幼稚園の先生になりたかった。
ピアノを始めたのも幼稚園の先生になりたいから。
かなり計画的な子供だ。
音楽は心を表す。
その通りだと思う。
親に怒られた時や嫌なことがあった時はピアノの音は死んでいた。
いいことがあった日はピアノの音も輝いていた。
初めは遊びかもしれないと電子ピアノだったけど後にかなり高いアップライトも買い与えてくれた。
比較的裕福なんだろうか。
無駄なお金は使わないけど、必要だと判断したものには惜しみなく金を使う。
それが我が家だった。
いらないものは自分のお金でも買わせてくれなかった。
親からお小遣いはもらったことはない。
お年玉や誕生日、クリスマスなどにもらうだけ。
祖父母がよくお小遣いをくれるから与えすぎは良くないとのこと。
でもないと困るものは買って貰えたし、お小遣い帳をせっせとつけて数字が増えるのが嬉しくて仕方なかったからそれ程苦じゃなかった。
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