…闇…

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病院を退院して 久し振りに家のベットで 横になる。 「統(オサム)…大学には退学届け出すから家に出たらダメよ…」 母親の声が何だか 震えて聞える 泣いてるのかもしれない 僕の姿を見て同情して…。 母親が子供の心配を するのは当たり前だと思う でも…今の僕には同情されているとしか思えなかった。 ふと、麗子の笑顔が浮かぶ 何も見えない 暗い部屋の中で 『やっぱり…会いたい』 小さく呟いた…。 .
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