嫉妬

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嫉妬

弌臣が迎えに来てくれた車の中で華が好きな音楽を聞いていた。 「華さぁまだ佐々木先生と連絡とってんの?」 「うん☆」 「ふぅ―ん。」 どうしたのかな? 「なんで??」 「ただなんとなく。」 なんか怒ってない?! 「なんで怒ってるの?」 「怒ってないよ…」 明らかにキレてんじゃん… 「怒ってるじゃん。」 「怒ってないってんだろ?!」 なんで怒鳴るの?! 「怒ってるじゃん!!もうイイよ!!降ろして!歩いて帰る。」 「あぁ!帰れよ!!」 バンッ! 乱暴にドアを閉める… 「弌臣のバカ!!もぅ知らない…大嫌い…」 これが弌臣との初めての大ゲンカ。
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