恋人を射ち堕とした日

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        『……我は、その様な事はせぬからな』   「元就…………」       元親の悲しそうな表情に耐えきれず、顔を背ける様に横になる。                         冗談で済めばいいと思っていた。       “なわけねぇだろぉ?”       そういつものように笑い飛ばしてほしかった。                     ………だが、その時は無情にも訪れる。                         四国、同盟、破棄   中国に攻め入らんとせん             あの会話から僅か1週間後の事であった………――――         .
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