『10年前~幼稚園時代…①』

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クリスマス・イブの日に…園内で話した駿ちゃんとの思い出…。 「ねぇねぇ~! 駿ちゃん~!!」 「なんだよぉ? みーたん!」 「あのねぇ…みくのママがねぇ、お家にもねぇ、サンタさんねぇ、来るんだってぇ!?」 「嘘だいっ! サンタさんなんて居ないやいっ!!」 「嘘じゃないも~んっ!!」 「サンタさんなんて、居ないんだよっ!!」 「ママ言ったんだも~んっ! 駿ちゃんなんか…駿ちゃんなんか…嫌いぃ~!!」 未来は、泣き出してしまった。 「サンタさんなんて、嘘だよ~!」 未来は、泣きながら言った。 「みくが、良い子にしてたら…ヒッ、サンタさんが…ヒッ、来てくれるんだよって…ヒッ、ママ言ったんだも~んっ!!」 「それじゃ~さぁ、サンタさんに会わせてよぉ~!」 「いいよぉ~! サンタさんねぇ、ヒッ…みくのお家に…ヒッ、来るんだもんっ!!」 「嘘つくなよなぁ!」 「嘘じゃないも~んっ!! 駿ちゃんが…ヒック、意地悪する~! 駿ちゃん嫌いぃ~!!」 未来は、更に増して… 号泣した。 「いいもんっ! みーたん嫌いぃ~! べぇ~!!」 「うわぁ~んっ!!」 先生が、様子を見に… やって来た。 「どうしたのぉ? 未来ちゃん??」 泣きながら、未来が先生に訴える。
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