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クリスマス・イブの日に…園内で話した駿ちゃんとの思い出…。
「ねぇねぇ~! 駿ちゃん~!!」
「なんだよぉ? みーたん!」
「あのねぇ…みくのママがねぇ、お家にもねぇ、サンタさんねぇ、来るんだってぇ!?」
「嘘だいっ! サンタさんなんて居ないやいっ!!」
「嘘じゃないも~んっ!!」
「サンタさんなんて、居ないんだよっ!!」
「ママ言ったんだも~んっ! 駿ちゃんなんか…駿ちゃんなんか…嫌いぃ~!!」
未来は、泣き出してしまった。
「サンタさんなんて、嘘だよ~!」
未来は、泣きながら言った。
「みくが、良い子にしてたら…ヒッ、サンタさんが…ヒッ、来てくれるんだよって…ヒッ、ママ言ったんだも~んっ!!」
「それじゃ~さぁ、サンタさんに会わせてよぉ~!」
「いいよぉ~! サンタさんねぇ、ヒッ…みくのお家に…ヒッ、来るんだもんっ!!」
「嘘つくなよなぁ!」
「嘘じゃないも~んっ!! 駿ちゃんが…ヒック、意地悪する~! 駿ちゃん嫌いぃ~!!」
未来は、更に増して…
号泣した。
「いいもんっ! みーたん嫌いぃ~! べぇ~!!」
「うわぁ~んっ!!」
先生が、様子を見に…
やって来た。
「どうしたのぉ? 未来ちゃん??」
泣きながら、未来が先生に訴える。
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