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それを見て、幸せを願う天使は一つの行動に出ました。
時間を一日戻し、人々の欲望を一つの大木に封じ込めたのです。
すると街は平和になり、今まで叶えた願いは全て無になりました。
そして、天使は忽然と姿を消しました。
今でもクリスマスイヴの日には、その大木に天使が舞い降りるそうです』
確か、こんな話だったと思う。今思えば、こんな童話みたいな話信じるほうが馬鹿だけど、俺は信じていた。信じて、毎年イヴになると街の森の奥深くにある大木に行った。
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