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クリスマス
地域選択したから当然なんだが、俺と奈緒子さんの家は近い事が分かった。
駅で2つぐらいしか離れていないし、会おうと思えば会える距離だ。
最近は携番も交換して電話で話したりもしてる。
それにしても初めて電話した時は緊張しまくったなぁ!
「もしもし…」
「もしも~し♪利明くん?やっと声が聞けたね」
「そうですね。何か緊張して何を話して良いか…」
「実は私も少し緊張してる。でも利明くんの声が聞けて良かった」
奈緒子さんは見た目に負けず劣らず、声も可愛かった。
俺は自分の心臓の音が早まるのがハッキリ分かった。
ヤバい…可愛すぎる…
俺は携帯を触る回数が頻繁になり、少しずつ親に怪しまれ始めた。
“あんた変な事してないだろうね?”と聞かれたが、適当に誤魔化しといたし、何とかなるだろ。
奈緒子さんと電話する時もわざわざ外に出て話をするようにしてる。
冬だから外はかなり寒いが、奈緒子さんと話せるんならそんなのは全く気にならなかった。
これが恋のパワーってヤツか!
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