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12月の中旬にまた奈緒子さんから電話があった。
「ねぇ利明くん。クリスマスに会わない?近いんだしさ」
「え!?クリスマスに会うんですか?それは…」
「私と会うのが嫌なの?」
「いや、そうゆうわけじゃないんだけど…」
「じゃあ会うの決定ね!場所は~」
マジ!?何か予想外の展開になってしまった。
クリスマスに会うって事はやっぱり何かプレゼント用意しなきゃダメだな。
その後はどうなるんだ?
まさかあんな事やこんな事を…
金が無いから安いプレゼントしか買えないぞ。
そもそも親には何て説明すれば?
ただでさえ俺の行動を怪しんでんのに、クリスマスの外出を許されるだろうか。
「あのさぁ。25日って遊びに行っていい?多分帰るのは遅くなると思うけど」
「あんたクリスマスに出掛けるつもり!?まさか女の人と会うんじゃないだろうね?そんなのまだ早い!」
「違うって!!いいの?ダメなの?」
「今のあんたじゃダメだね。信用できないし」
はい、最悪!
こうなるのは分かってたけど、奈緒子さんに申し訳ない。
言いにくいけど、謝らなきゃな…
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