孤独を愛する寂しがり屋

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  同い年の奴等は皆ガキに見えたし、早く大人になりたかった。 『本音と建前』を使い分けれる常識のある大人に囲まれれば俺は傷付かないし、誰かを傷付ける事も無くなる気がしたんだ。   でもそれは全く違った。 成長するにつれて大人と触れ合う機会が増えたが、実は一番汚いのは大人だって事に気付いた。       友達や大人に頼れない人間はどうすれば良い? 家族とごくわずかな友達だけ信じろと?   そんな言葉にならない感情を抱いた俺の心を引き付けたのは出会い系サイトの広告だった。  
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