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しかし返事が来たのは２人だけで、藍子からの返事は無かった。
返事が無いって事はメールの世界も第一印象が大事なんだな。
一応覚えとくか。
まず最初に気が合ったのはりょうだった。
俺もりょうもバスケ部だし、お互いに高校生とゆう事もあって変に気を遣わずに済んだ。
「ただいまぁ。やっと部活終わったんだけど、また先輩に怒られちゃったよ」
「利明お帰り。うちもさっき部活から帰ってきたばっかり。先輩に怒られるのは期待されてる証拠だって」
「そうかなぁ。怒られてヘコんでたけど、りょうとメールしたら少し元気になったかも」
「マジ!?嬉しい事を言ってくれるねぇ！」
りょうは明るい性格だし、メールしてるだけなのに自然と元気になってくる。
年下ってのも気にならないくらい良い子だ。
それから一週間後にりょうから“好き”と言われた。俺もりょうを好きになりかけてたが、出会い系で知り合った彼女の“好き”はどんな意味か分からなかった。
友達として好きなのか
男として好きなのか
それともメールしやすいから好きなのか…
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