巨星墜つ⁉

10/17
前へ
/209ページ
次へ
夜が明け眩しい光が大地を照らし始めた頃、孔明率いる蜀の迎撃隊は深夜、秀吉隊が仕掛けた罠の1キロ先に、荊州城から運んできた、馬防柵を横に1キロ位に張り巡らせ、大筒に連銃の二段構えを取り、その後ろに孔明達が控えていた。 孔明 「良いですか!あの白い布が巻いてある棒を呉軍の先頭隊が抜けたら、大筒二回、撃って下さい。撃ち終わったら直ぐに後ろに下げ、連銃で用意している弾全部撃ち込んで下さい。それが終わったら、連銃隊も下がってから馬防柵を壊して夏侯惇殿、幸村殿の騎馬隊である程度、戦って貰らい、川から鉄張り軍船見えたらあの橋を渡って下さい。全軍渡り終え呉軍の全軍が、あの赤い布を巻き付けてる木を通り越したら、軍船から見ている信長殿が砲撃します。砲撃が始まったらすぐに橋に火を着けて呉軍を一網打尽にして叩きます。以上が今回の作戦ですが質問はありますか?」 秀吉 「孔明殿。もう1つのはどうするんですか?」 孔明 「あれは、川岸の火が直ぐに移る仕組みになってるから、まぁ~見ておいて下さい。」 秀吉 「判りました。それは楽しみですな。」 そして、完全に太陽が地平線から出た時、斥候兵が戻って来た。 斥候兵 「申し上げます。呉軍の先陣がこの先約2キロまで迫ってます。」 孔明 「ご苦労様。下がって休みなさい。」 斥候兵 「はっ。」 孔明 「さぁ~皆さん、ここで呉軍の度胆を抜きますから手加減はなしですからね!おもいっきりやって下さい。」 兵「呉軍が来ましたぁ~」 ドドドドドド!!!!!!!!! まるで山津波みたいな地響きを立てながら呉軍は突っ込んで来た。 兵 「呉、全軍白い布通過!」 孔明 「今です!発射ぁ~!」 ヒュ~~ン。ドカァ~ン!ドカァ~ン!ドカァ~ン!ドカァ~ン!… みるみる呉の先頭がぶっ飛んで行った。 周瑜 「な、何事だ!」 魯粛 「判りません。どうやら、蜀の武器には間違いないのですが…」 周瑜 「えぇ~い!突破出来ぬのかぁ~!」 孔明 「続けて連銃隊、撃てぇ~!」 ズダダダダダダダ…… 呉軍は一方的に殺られるばかりであった。
/209ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1960人が本棚に入れています
本棚に追加