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暫くぼーっと空を眺め山本の話を右から左へ聞き流していると、ガチャっとドアが開く音がした。
「あっ、獄寺くん 山本!待たせてごめんっ」
ばたばたと慌ただしい様子で10代目が家から出てこられた。
謝罪の言葉に何度も首を振り、鞄をお持ちしましょうかと申し出る。
鞄はいいからと断られてしまい、いつものように不本意ながら3人で並んで学校へと向かった。
他愛のない会話をして、時々山本を怒鳴って。
隣に居るのが愛しいあいつであればいいのにと何度か思う。
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