今日できるコトは今日の内にやれ‼明日でもできるけどな✨

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その部屋は俺がかつて見たこともないような、とても、 神秘的な空間だった。 僅かに鼻腔をくすぐる甘い香り 頭の中が真っ白になりかけた。 今まで凛のコト、悪いが、女とあまり意識してなかった そんな…凛の女の子らしい部屋。そんなギャップに震える俺を 部屋にある可愛いマスコットが見つめている。そんな気がして俺は恥ずかしくなった。 「な…何、じろじろ見てん…の?」 見れば凛の顔は真っ赤だった。 きっと、コレは熱の所為だけではないだろう。 恥じらい。と呼ぶ女の子が可愛いく見える そんな仕草。 もちろん、俺の目にも凛が可愛いく見えてしまった ーっ‼有り得ない、有り得ないっ‼ なんて自分に言い聞かせたところで無駄だった。 目の前にある可愛いソレに完全に… 完全に…なんだ。 俺…もしかして。   俺、槇野のコト好きだ そ…う なのか。 俺は、凛のコトが、 瞬間、俺の体は理性のスイッチを切った。 凛が欲しい。 リンがホシイ。 リンガホシイ。 「えっ…ちょっ…きゃっ‼」 気付けば俺は凛を押し倒していた。 しかし、凛に抵抗の色が見えない。 ただ、俺に身を任せていた。 そして、凛の白い頬に水滴…涙…が……。 俺は慌てて理性を取り戻そうとした。 「り……凛。ごめん。」 そこで俺は体の異変に気付いた。 「熱いっ…うっ…うわァあああ‼‼‼」 そして、俺の意識は途切れた。
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