epilogueなモノローグ

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「おっはよー!」 耳をつんざくような騒音を撒き散らし悪魔が俺のマイホームへやってきやがった。 俺は慌てて部屋の日めくりカレンダーを見た。 日曜日。 確かにカレンダーにはそう記してあった。 不思議なコトにあのあんちくしょうは平日に限ってやってくる。では、何故今日アイツがやってくるのか?   俺がそんな疑問を持ち始めた頃には、 悪魔は階段を登り終えていた。   ーよしっ   俺は一つの名案を思いついた。   俺の部屋のドアが開く。 「おはよ-!…ってあんた、何してるわけ?」 悪魔が愚問を投げかけて来たので、俺は優しく答えてやった。 「…死んだフリ。」
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