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飛鳥「下騒がしいなぁ;」
一方の飛鳥。
山崎が言っていたように、飛鳥は上にいた。
そう。
屯所の屋根に…。
仮にも怪我人だがどうやってここまで上がってきたのか;
飛鳥は胡座をかいて、スルメをくわえて月を見ていた。
酒の飲めない飛鳥は葉月に頼んで元々好きなスルメを焼いてもらったのだ。
オヤジだな。
飛鳥がこっちに来てから半年。
半年の間に色々あった。
出会いがあり、刀を奮い、人を切り、別れがあり、泣き、笑い、怒り、喜び…。
他にも色々ある。
まさか自分がタイムスリップして刀を奮うなんて思ってもみなかっただろう。
飛鳥「世の中何が起こるかわからないってこういうことか…。
ね?沖田さん♪」
沖田「あれ?気付いてましたか♪」
すると後ろからひょっこり沖田が現れた。
沖田は飛鳥の隣に行くと静かに腰を降ろし、スルメを口にした。
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