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梨絵「白いネコだぁ♪
かわいいね♪」
飛鳥「ネコ好きだねぇ。
ん?」
すると、ネコは何の迷いもなく道路を横切っていく。
嫌な予感がした。
数メートル先からトラックが迫っている。
梨絵「あのネコ、危ないんじゃない?」
飛鳥「どうしよう…」
トラックはもうすぐそこまで来ていた。
このままネコを見捨てておくか。
それとも…。
梨絵「ちょ、飛鳥!」
梨絵が叫んでいた時にはもう飛鳥は道路に飛び出していた。
ネコを抱き抱え、戻ろうとした瞬間、トラックは目の前だった。
あ、死んだかも―…。
あっさりした感想だった。
トラックの急ブレーキの音が響き渡る。
梨絵「飛鳥ぁぁぁ!」
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