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あたし、トラックにひかれたなぁ。
痛かったし!いやマジで!
じゃぁ死んだ?
にしては感覚はっきりしてね?
とりあえず…。
パチっ!
飛鳥は勢いよく目を開けた。
目の先にはどこまでも続く青空。
賑やかな声が聞こえてくる。
飛鳥「あぁ。天国ってこんなに賑やか…。
あれ?」
勢いよく立ち上がり辺りを見渡す。
ビルや車、道路に街灯。
見渡す限り見当たらない。
それどころか昔ながらの木造の建物ばかり、道行く人々は着物。
腰には刀をさしている人もいる。
飛鳥「幕末の時代劇ですか?」
すると一人の侍が肩にぶつかってきた。
侍「ってぇなぁ!気をつけろ!」
飛鳥「すみません;」
侍「てめぇの目はふしあなか?」
ブチっ。
その言葉に飛鳥の何かが切れた。
飛鳥「そっちがぶつかってきたんだろうが!」
侍「んだとこの女!調子のんな!」
すると侍は抜刀する。
だが飛鳥はまったく怯まなかった。
飛鳥「どうせ偽物なんでしょ~?」
侍「こぉんのぉ!!!」
すると侍は刀を大きく振りかぶった。
それをひらりと避ける。
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