二章 血の臭い

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送還用車内 兵士「お前記憶喪失らしいなぁ。一体いつまでの記憶が無いんだ?」 「いや、この間の戦場で一人の人間を殺したところからしか覚えていないんだよ…」 兵士「殺した時のショックかね。しかし…お前が人を殺した位のショックで記憶喪失になるか…?」 「ん?俺は何か特別なのか?」 兵士「え?あ、なんでもない…」 兵が言葉を濁しやがった。 やっぱり俺には何か忘れてはいけないものがあるのかも知れないな… 程なくして車は保護施設へと辿り着いた…
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