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教官「ようやく来たか。」
「はぁ、で、何か?」
教官「きさま、戦場でどこへ行こうとしていた?」
「戦場?あ、さっきの場所ですか…」
教官「?きさま、何かあったのか?話し方に目の力、何もかもが違っておるぞ。」
「いや、なんか…記憶喪失みたいなんですよ…」
教官「!!?記憶喪失だと!」
「はい、いままでの事が思い出せないんですよ。」
教官「…きさまが誰かもわからんのか…?」
「はい。」
教官「まずい事になったなぁ…又明後日から出撃があるのだが…」
「出撃?戦争ですか?」
教官「そうだ。」
戦争かぁ。何か覚えているなぁ…
あの感覚か…血の嫌な匂いだ。
教官「もういい。自分の部屋に戻れ。『15号室』だ。」
「はい。」
俺の記憶はいつ戻るのだろうか…
まさか…一生…
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