一章 代理戦争

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教官「ようやく来たか。」 「はぁ、で、何か?」 教官「きさま、戦場でどこへ行こうとしていた?」 「戦場?あ、さっきの場所ですか…」 教官「?きさま、何かあったのか?話し方に目の力、何もかもが違っておるぞ。」 「いや、なんか…記憶喪失みたいなんですよ…」 教官「!!?記憶喪失だと!」 「はい、いままでの事が思い出せないんですよ。」 教官「…きさまが誰かもわからんのか…?」 「はい。」 教官「まずい事になったなぁ…又明後日から出撃があるのだが…」 「出撃?戦争ですか?」 教官「そうだ。」 戦争かぁ。何か覚えているなぁ… あの感覚か…血の嫌な匂いだ。 教官「もういい。自分の部屋に戻れ。『15号室』だ。」 「はい。」 俺の記憶はいつ戻るのだろうか… まさか…一生…
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