居場所

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      「―――お」     「――…おり、」       …誰や…、 起こさんといて……     でも、なんか 心地ええ声やぁ……               「――…紫織ッ!」       バシッ 「ったぁ!」     突如響いた大声で無理やり覚醒させられ、藤村紫織は飛び起きた。    爆睡だったが、そのデカい声と頭を叩かれた痛みで完全に目覚めてしまい、くらくらする頭で顔をしかめる。    
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