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「俺が右にいるんだ！S字後で左を封じればいいんだろ！………各位、指令は直前だ！それまではいつでも動けるようにな」
「このままだと当然左を封じに来そうだな………右に出るとしたら…そうだなS字前か？そこ以外でやったら絶対に後ろにつく余裕があるはずだから、結局一発勝負か…今度こそクレバーに勝てると思ったけど一筋縄じゃいかないか…」
小早川は崩れ始めた策略を完璧に読んだ
２台は依然横一線
ミスターオセロも果敢にフェイントを入れてみるも抜け出せない！
「こいつ、ゲームやマンガじゃないんだぜ!?こんなに合わせて来れるのかよ！」
右コーナーでも抜かせない為に綺麗にドリフトして被せていく！
左でも遅いはずのアウト側のミスターオセロに完璧に合わせていった
少し長いストレート
その先にS字へとアプローチする左コーナーが見える
「来たッ！よし、左を封じろ！」
すぐさまここからは見えないが橋脚前のスポーツカーが左に出た
「勝ったな。既にそれを回避して勝つ領域を奴は踏み外した」
ミスターオセロは勝ちを悟る
俺等の人海作戦こそ無敵だとも……
そして２台は並んで忌々しき事故現場へと再び飛び込んでいく……！
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