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「緊急だ!今すぐ左側から抜けろ!アクセル全開だ!」
86が邪魔で、フリーにしておいた右は通れない、つまりこのままでは左にいるGalaxy Racersの車に突っ込んでしまう
指令を聞いた左にいたGalaxy Racersの車が加速する
「(むしろ俺の方が安全なのでは無いだろうか?左はギリギリ抜けられそうだし、脱出しかけているとは言え、奴のいる右には一般車………減速は免れないだろう……………
その凄いフェイントも空振りに終わったようだな……)」
ひとしきりアウトにはらんだミスターオセロは86を見て戦慄する
「まだ右を通りに来てるのか!?
言わんこっちゃない!絶対2台並んじゃ通れないッ」
「あんときのおさらいだぜ!兄貴の技は盗まさせて貰うよ!」
ウィィィン……ッ
両方のミラーを閉じる
「そんなのありなのか!?でもまだ……」
「(通れないよなぁ……86同士ならともかく相手はRX-8、そしてこっちもオーバーフェンダーでないにしろ少しワイドになったわけだ………どうすっかな?相手のは畳めないタイプみたいだしな………あと3cm位で良さそうだが………
…………しょうがないか、どうせアレがそろそろ届くころだし…)」
小早川は窓を開けた
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