銀座再び

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「上位何人かだけが入れるGalaxy Racers。 私はメンバーじゃないけど楽しく首都高が走れました。高校の一学年位の人数があるのにあなたはその人達の顔と名前を全部覚えてるんですよね?凄い事ですよ?チーム潰した事は気にしなくていいと思います。だって『リーダー』であるまえに『部長さん』ですよっ」 女性は気丈に振る舞う 「なんでそんなに庇ってくれるんだ?確かに全員覚えてるよ、だけどそれは管理の徹底を図る為であって……………」 女性は手を大袈裟に首を振った 「管理の徹底を図る為? それが部長としてとても尊敬できるんですよ!それが部長のいいとこじゃないですか?」 「俺は大した事とは思わないからなぁ………さっきも聞いたけどなんで庇うの?」 女性は少し顔を紅潮させる 「だから憧れてるからですよ!首都高随一の難所をスイスイと抜ける体制を整えそれを駆け抜ける!女性部員の中ではファンクラブもあるんですよ?」 初耳だった 上層部の事しか考えていない救いようの無い部長だったと思っていた なのになんだろう 自分を慕う者が居たなんて 0に戻ったミスターオセロは改めて考えさせられた 「(Rolling Guyでも頑張るかな…)」
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