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「（左に抜ける出口………！多分立ち上がり勝負で決めに来る！…さっきとは正反対の方法でな……）」
「（絶対気付いてる。あの方法に……
だけどテクニックでねじ伏せられる策もあると教えて欲しいようね………！）」
小早川はドライ路面でマージンを広げにかかる
しかし流石新十三鬼将・ミッドナイトローズ
差は開けども、微々たるもの…
「（引き離して抜かせないのはやっぱ無理か！
突っ込みで並ばれたら終わりなんだ！根性ブロッキングで乗り切れるか!?）」
時速160km/hでトンネルを駆け抜ける！
往年の名車86は本来の限界を超えて走る
「見えた！勝負ポイント！
いくわよGTO！」
緩やかな上りの左コーナー
「インか!?アウトか!?………あれ……」
まずGTOの進入ラインを確認しようとしたが、見当たらない
あらゆるミラーに目をやる
「GTOが………消えた……？
そうか…折れたミラーの死角に！」
折れたのは右
つまりGTOがいるのも右
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