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「まだ見えないじゃないか。
本当に耳がいいな
」
ヒアリングマスターは首を傾げる
「しかしおかしい
ボルトオンターボの4A-Gの音がしない………」
「いないのか………
それともエンジンを積み替えたか………
っとおでましのようだな……!」
ヒアリングマスターは眉間にしわを寄せ、目を閉じ、聴くことに集中する
「(ロータリーサウンドがあのパンダ86から聴こえる……
これが最近の勝率のカラクリだったのか……!)」
PAに86数台とインプレッサが1台、GTOが2台、RX-8が1台入る
「ぞろぞろと来たな!
ほとんど見覚えがあるな……
みんなこの辺のリーダーじゃねーかよ!
しかし1台……」
「お前も気付いたか……
86が1台、雰囲気が違う……!
ローリング野郎1号だろうが……な………」
意気消沈とまで行かなくとも、それがどれだけの戦闘力なのかは言わずとも知れていた
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