225人が本棚に入れています
本棚に追加
/244ページ
「おいおいよりによって次は新・十三鬼将かよ!」
首都高のマジシャンは一度も挑んだことは無いが、ヒアリングマスターが毎回ボロクソに負けているのを知っていた
「そうだな……
勝てないとしても俺のためにやれることはやっておいてくれよ………」
「はぁ!?
なんだそ……」
「おーい、早く並べてくれ」
「あ、ああ、今行く
(え?
なんだよ聞けなかった……)」
首都高のマジシャンは意味深なリーダーの言葉を理解しきれなかった
正確には言葉が抽象的過ぎたのだろうか
先に車を並べていたミッドナイトローズは首都高のマジシャンを観察していた
「(レガシィB4……か……
それなりの腕はありそう……
いや……敵じゃない………
問題は、さっきなにをリーダーに吹き込まれたか……
ここのリーダーだけは侮れないのよね)」
そうしているうちに、レガシィが並ぶ
それを確認した小早川はカウントを始めた
「よーし、カウント行くぞ!
3!………
2!……
1!…
GO!」
小早川が手を振り下げると同時に2台の4WDは加速する
「……………
すげーな、4駆の0発進は……」
最初のコメントを投稿しよう!