2度目の邂逅

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「おいおいよりによって次は新・十三鬼将かよ!」 首都高のマジシャンは一度も挑んだことは無いが、ヒアリングマスターが毎回ボロクソに負けているのを知っていた 「そうだな…… 勝てないとしても俺のためにやれることはやっておいてくれよ………」 「はぁ!? なんだそ……」 「おーい、早く並べてくれ」 「あ、ああ、今行く (え? なんだよ聞けなかった……)」 首都高のマジシャンは意味深なリーダーの言葉を理解しきれなかった 正確には言葉が抽象的過ぎたのだろうか 先に車を並べていたミッドナイトローズは首都高のマジシャンを観察していた 「(レガシィB4……か…… それなりの腕はありそう…… いや……敵じゃない……… 問題は、さっきなにをリーダーに吹き込まれたか…… ここのリーダーだけは侮れないのよね)」 そうしているうちに、レガシィが並ぶ それを確認した小早川はカウントを始めた 「よーし、カウント行くぞ! 3!……… 2!…… 1!… GO!」 小早川が手を振り下げると同時に2台の4WDは加速する 「…………… すげーな、4駆の0発進は……」
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