2度目の邂逅

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「そうするとやはり音だな……… しかしそれだけだとあり得ない方向から音が聞こえたのが説明できない…………」 何度仕掛けても巧みなブロッキングに猛プッシュは不発 小早川は思考モードへ……… 「(ヒントはないのか?ヒントは これじゃあ考えてもドツボだ………)」 突如公道レースに「あぶねぇなバカヤロウ」の意をこめたクラクションが耳をつんざく 聞き慣れた音だが聞き落とさなかった 「ホーン…………使えそうだな………… 突破口開いたか!?」 小早川はホーンを思い切り鳴し続けた 「そんなん効かねぇーって! エンジン音が消えるわけじゃないしな」 宣言通り小早川の攻撃を全て華麗にブロック! 「ダメなのか? 30000Hzくらいだしゃあ……… クソっ!、はまっちゃいけないって分かってんのにドツボだ! 人間に本当に聞こえないなんてあるわけが………あれ、もしかしたら……………」
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