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「(中々知り合いはいないな、首都高仕様も無いのか今日は………
タイミングが悪かったな………)」
「だーれだ」
突然目を隠される
「なんだ春川」
「うわ~面白みもへったくれも無いのね~
それと春川って堅いから下の名前で呼びなさい!
理系の男子ははこういうと照れ………」
中学生のような発想である
「はい美香美香、今忙しいんだよ」
「あれ?ガン無視?
しかも忙しそうに見えないわよ
キョロキョロしてるだけじゃん」
「それが忙しいんだ」
「何してんの?」
言おうとしたが言いあぐねる
「(転職とか言ったらまたうるさいだろうな…………)
つかなんでお前がいるんだ」
「お前って言わない!美香って言う!
哲のエアロが届いたって連絡来たから見に来たの
それと話そらさない!
なんか後ろめたいことでも?」
「うんうん、後ろめたい後ろめたい
後ろめたいからとっととどっかいけ」
どこかへ去ろうとするも、首を掴まれ阻まれる
「好奇心旺盛とユーモア溢れるってよく通知表に書かれた」
「そうか………
それって遠回しにうるせぇってことな」
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