Let's job change.

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「(とまぁ、漫才してる場合でもなくて 資格がいるな、やっぱり) すみません、特技なだけで資格はないんですけど未経験でいい所ってあります?」 「じゃあこちらなどいかがでしょう」 「(ボディ・板金春川…………) すみません今日はもう遅いので、失礼致します」 「はい、またご相談の場合はどうぞこちらへ」 飄々とハロワを出る小早川を美香が制した 「いいの?他にもあるじゃない」 「資格ないし、お前んとこは勘弁だぜ」 「でもなかなか給料はよかったでしょ?かっこはぁと」 「何が『かっこはぁと』だ………… まぁ………給料……はな…… 上司が気に入らん」 小早川は上司を怪訝そうな目で見る 「なによ!?就職先が見付からなくて泣きついたって、入れてあげないよ?」 「笑顔で言うな 怖いから ま、候補には?」 「ふふっ………」 不気味な笑みをこぼすボディ屋 「気持ち悪いな あくまで最終候補な 受験で言う滑り止めがあるなら、言わばブレーキだ。しかも戦闘機も一発で止めるような制動力で、人間の領域を超えたABS搭載だ しかしドライバーはシートベルトに締め付けられ鎖骨が折れる…… って位だ」 今日の小早川は首都高で見せるリーダーシップに富む小早川ではなく、冗談などを言う普通の人間で、美香も驚く節があった 「殺すわよ?」 それよりも、ボロクソ言われた店のフォローが先だった 「笑いながら言わないでくれ………」
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