Let's job change.

15/36

225人が本棚に入れています
本棚に追加
/244ページ
板金業に力を入れ始めたらしく、ヘコんだ高級車も目につく 「(無駄に広いからな…… 明るくして、綺麗にしておけばそれなりに車も入るし、腕も確かだから客は入りそうだが………… チューンドカー率も高いな…)」 峠っぽいライトチューンが何台か、決して少なくない 身内のチューニングではなく、正真正銘、客のようだ 「(この間までの廃墟みたいな店がチューニング、板金両方で成功しているなんて……… 裏が、ありそうだな………)」 小早川の鋭い洞察力は、この事態に違和感を覚えた まず、設備を見た 最新設備が揃っていれば客も来るだろう 以前は薄暗くて見えなかった名前も知らぬ機材が立ち並ぶ しかしそれは年季がそれなりに入っているもので、最新設備ではない 「(確かに綺麗にはなったが、設備ではないな…… 確かに設備もあるだろうがもっと他に………)」 今度は客を観察する チューンドカーのレベルはさして高くないようだ 「(美香のボディは悔しいけど高性能…… なのに集まる車はまちまち、これじゃあ宝の持ち腐れだ)」 余計わからなくなっていく
/244ページ

最初のコメントを投稿しよう!

225人が本棚に入れています
本棚に追加