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「どっかの物好きがね、とある走り屋二人に懸賞金をかけたの
その額にして1億……!」
「で、急成長の86乗りなりなんなり書いて目をつけられて、1億を目指せと」
「うん、そういうこと
悪くない話じゃない?」
レースに勝てばイージーに大金が手に入る
小早川にとって、バトルがどんなものであろうと望んだものであり、つまるところローリスクハイリターンということだ
「誰だよ……そんな大金かける方もかけられる方も」
美香が沈黙する
表情は今までのように小早川に隠し事をする様子はなく、困惑し言葉につまっているようだ
「それが………聞いたこともない通り名なのよ……………」
「有名な通り名なら俺が知らないわけがないしな……」
次の瞬間。時代は交差することになる
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