Let's job change.

20/36
前へ
/244ページ
次へ
「い、いくら?」 多少上から目線だろうと、聞いてしまうのは哀しきかな貧乏性である 「こんなもん………?」 美香はパチパチと電卓を叩き小早川に見せてみた 「うぉぉおおぉ………」 「Eighty Six、RSSの協力次第ではもっと………」 確かに86が速いとなれば大きな宣伝に間違いなくなる 「電話してみるね…!」 「(展開早いな… 車転がして金を稼ぐ、メカ以外にもこんなやり方があったとはね)」 美香は電話をどこからか取り、電話をかける 「(Eighty Sixか? つかなんで俺もこいつも乗り気なんだ?)」 「あー、もしもし、春川ですけど、こんばんは はい、お久し振りです ええ、ええ」 「(お久し振りってことは、RSSじゃなくてEighty Six? いや、神林さんとは今日も会ったはず……)」 電話の向こう側には誰がいるのか無性に気になった
/244ページ

最初のコメントを投稿しよう!

225人が本棚に入れています
本棚に追加