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「い、いくら?」
多少上から目線だろうと、聞いてしまうのは哀しきかな貧乏性である
「こんなもん………?」
美香はパチパチと電卓を叩き小早川に見せてみた
「うぉぉおおぉ………」
「Eighty Six、RSSの協力次第ではもっと………」
確かに86が速いとなれば大きな宣伝に間違いなくなる
「電話してみるね…!」
「(展開早いな…
車転がして金を稼ぐ、メカ以外にもこんなやり方があったとはね)」
美香は電話をどこからか取り、電話をかける
「(Eighty Sixか?
つかなんで俺もこいつも乗り気なんだ?)」
「あー、もしもし、春川ですけど、こんばんは
はい、お久し振りです
ええ、ええ」
「(お久し振りってことは、RSSじゃなくてEighty Six?
いや、神林さんとは今日も会ったはず……)」
電話の向こう側には誰がいるのか無性に気になった
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