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「湾岸をホームにしてると言っても、あくまでホーム
首都高全域も伊達に走り込んではいない!」
連続する中低速コーナー
スープラにしては遅めのブレーキ
しかし百戦錬磨のキリングマシーンは更にブレーキングで詰める!
GTレースのような確実なグリップ走行でスープラは曲がる
「腕も確かだ
普通あんな重量級をあそこまで丁寧に振り回せない」
連続コーナーを3つ目これを抜ければ箱崎まで少し長いストレート
出口にてスープラに並びかける
どう見てもコーナー脱出速度はZの方が上だった
アクセル全開
キリングマシーンは経験豊富故にミスをしない
この立ち上がりのアクセルワークも完璧だった
しかし……
一揺れもせず
ホイルスピンもさせず
獰猛な程の加速なのに様子は静まり返った水面のように
静けさゆえにスープラが車庫から発進しているかとキリングマシーンは思わず錯覚した
その凄まじい加速力で、待ってましたとばかりにZを突き放した
「なんだこいつ……
ナンバーは……名古屋……!?」
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