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Z失速
路肩の退避路へ
「自信無くした…………
余所者に置いていかれるとは……………
Rolling Guyの前哨戦にと思ってたんだがな…………
待てよ、名古屋ナンバーの超加速スープラ……………名古屋遠征の時、噂を聞いたような………
三皇龍…………D3か?
首都高遠征?まさかな…………」
窓を空け
お気に入りの煙草を吹かす
心なしか、風に揺れる煙は弱々しく見えた
………………
…………
……
「どうだ?首都高は」
「レベルが低すぎる
速そうなZが居たが加速でぶっちぎりだったな」
「それは当たり前の事だ
我らの2JZの加速力には追従できる車など…………
車のせいじゃないのか?」
「どうだろうね」
「我々の相手は迅帝だけか…………」
「あいつもそうだけれど……………」
「分かっている
数年前、数日だけで無敗のうちに名古屋を総なめにしたあの男……
俺を東名阪料金所にクラッシュさせた借りは返させてもらう!」
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