Rorring Guy vs UNLIMITED vs D3

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「お前英語読める?」 「はい?」 「だから、英語」 「中学卒業程度なら」 「じゃあ説明書読んでくれ はいこれ」 小早川放心状態再び ぴくぴくとしている手に取説が握られる 「NOS社……… 日本支社なり翻訳版なりあったでしょう? 本当にどこから引っ張ってきたんです?」 ははっと笑うと持ち出した張本人さえ顔をしかめた 「店長だ」 「と、言いますと?」 「店長が置いてった」 「なんか言われなかったんです?」 神林はピラッとキャラクター物のメモを出す 「なに? 『13Gの86に』………………」 ……………………… 「これだけ……………ですか? しかもこの少女趣味全開のメモも………」 「さぁ?あの方の考えてることなんてとても解せないな………… 考えても仕方ない、今すぐ付けるか?」 小早川は左腕の時計をちらりと見る 「もういい時間です 最終戦までに取っておきますよ それと、ドラッグ仕様のウェット式ニトロはいつまでに入荷できますか?」 神林はうーんと唸る 「そうだな………… お前の場合特殊だしなぁ……… 俺の知識の方も商品も早くて来月だな」 「(それじゃあUNLIMITED戦には間に合わないか?) わかりました、じゃあ今日はこれで」 「了解、早目になるようはする」 小早川は一礼すると愛車で帰路につくのであった
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