Rorring Guy vs UNLIMITED vs D3

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「(このキャラクターは兄貴が好きだったな……… ぬいぐるみと寝てたりしてたし、意外と少女趣味だったんだよなぁ…………)」 メモを脇の小物入れにはさむ ひとり寂しい車内で想い出にふける しかし小早川の脳は早々に打ち切り、走りへと切り替わる 「(そういや、明日くらいには台場いけそうだな スープラの話もなんかキナ臭いし、UNLIMITED本隊攻略だけを考えておこう……… ん………?)」 後方からず太いエキゾーストノート 「(数台いるな、ワンメイクチーム、同業者か………?)」 C1に近いとあってそうとしか思わなかった 「(おっと、ウインカー出さないと)」 12m道路の交差点前で進行方向別に分かれている 小早川は右折のため右車線へ 「(あのチームはまっすぐか……… ………あれって、80型スープラか!?)」 …………ホワイト、シルバー、ブラック …………チェス盤柄 …………名古屋ナンバー 「間違いない、D3だ! 実在したのか………」 ………………… 「アレ、環状線の一番デカいチームの…………」 「ローリング野郎1号、見て分かる 彼奴は速い」 「最大勢力ってのもある、近々の撃墜予定だ」 …………………… 「(進行方向が違ってよく見えなかったが………… 黒いのが一番ヤバそうだった 雰囲気が走り屋の出すもんじゃない…)」
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