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「見た限りブレーキングじゃあ絶対負けない
アウトからねじ込んで勝負!
次もある、長くは付き合ってらんないんでな」
インプレッサがインに寄る
小早川はフェイントモーションをかけてくると判断
一気に差を詰め、インプレッサのサイドへさしかかる
しかし、インプレッサはフェイントモーションをかけずフラりとアウトへ
反射的に86を寄せてしまう。
「フェイントモーションじゃないのか!?
スピードが乗りすぎてる、減速して回避する余地はない……!
スピンしか………」
インプレッサのハンドルをひしと握りしめ、ニタリとするセナ足ギンジ
「フェイントを封じに来るのは分かってたぜ!
スピンして潔く負けを認めるんだな!」
このままでは86は分岐の角に衝突
木片微塵は確実である
「(最悪、左に逃げるか!?
いや、まだ諦めんな!
86を負かす位ならスクラップくらい上等!
攻め続けるのを忘れたら負けだ!)」
自らを奮い立たせフロントガラス越しに角を睨んだ
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