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小早川はザッと周囲を見渡した
「(ギリギリ作戦が生かせる範囲か…………?
いや、奴に勝つにはそれしかないんだ!)」
「(大方一般車をすり抜けていく腹積もりだろう
だが、失敗なんだ、それは
車幅感覚は優れているのでしょうが、僕とあって同程度位
負ける理由はないね)」
緩い右
各車線に一般車がいたためそれを安全に最短距離で抜けるブルースピード
「(ついて来ているかな…………?)」
バックミラーを一瞥するも86はいない
「音は聞こえる!
どこに消えたんだ!?」
小早川は壁と一般車との隙間を睨む
「それが最短じゃない……………
これが最短だ!」
86は文字通り壁と一般車との隙間を走る
その光景にブルースピードは戦慄した
「ローリング野郎1号の狙いはスラロームではなかった
平然と本当の最短距離で走っている…………」
小早川は差を一気に縮めた
「車が流れ始めてる
勝負は次の左しかない!」
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