Rorring Guy vs UNLIMITED vs D3

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翌日 Eighty Six 「哲おせぇなぁ…………」 神林は手持ちぶさたにうろうろしていた 「神林さん、お客さんです」 「哲か?」 「それが……………」 「まぁいい、どこだ?」 神林は客を見つけ、話しかけた 「どうかしましたか? というより隠居な俺のこと知ってる人ってあまりいないんだけど……………」 「スープラは置いてきた 話がしたい」 神林の顔が強ばった 「D3の……………何色だ?」 「ザ・ナイト、黒だ」 「名古屋高速最速中の最速がこんなしがない86専門ショップになんのご用で?」 「………………しらばっくれるな 近頃噂のインチキ86は貴様が仕上げたのだろう?」 神林は表情を変えることはなかった 「いや、知らないね お帰り願おうか」 ザ・ナイトと名乗った男は壁を殴る 「シラを切り通す気か! ………………伝えておけ 私は必ず来ると」 「知らないと言っているだろう あんたも86なんかにご執心かい………… じゃあな」 「ああ、骨折り損だった」 男は踵を返し店を出ようとした瞬間、1台の86が白煙を上げ、国道から720゚ターンを決めながら入った
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