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「(気を取り直して………………
そうだよな、樹脂製のバンパーは溶けてしまうんだな
レインボーブリッジで試してみよう)」
道中ドリフトの感覚を確かめつつC1から台場線・レインボーブリッジへ
「(直前の左がキツい、最高速なら反対から来れば良かったか?
いや、最高速じゃなく、加速
爆発的な加速こそNOSの本領だろうに……………!)」
レインボーブリッジへの左コーナーを全開のゼロカウンタードリフトで駆け抜けアクセルオン
安定した直後NOS燃料投入
「きたっ………………!」
文字通り、爆発的な加速
「(加速が……………速すぎる………!
シャフトがねじ切れるんじゃないかと疑う位に………!)」
実際280馬力のポン付けドッカンターボの頃の86には駆動系はもとよりあらゆるパーツが耐えられなかっただろう
今は違う、純正パーツは最早バックミラーだけとすら思えるこの86
職人の手によって成された改造は昭和の旧車をここまで昇華させた
根性だけではどうにもならない世界
それを小早川は猛烈な加速に垣間見た
今まで根性で乗り切った修羅場も数多い
「(そう考えるとよくブルースピードに勝てたな……………
そうさ、所詮は運
一般車がいなければ負けていた……………)」
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