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一方東行き
小早川の見向きもしない反対車線を銀のZが高速ですれ違った
「悪いけど手段は選ばない
君を倒すのは俺だが君のチームの新十三鬼将と元チームリーダーを削るメンバーがいなくなっては困る
C1・新環状から来る奴等にはコーナリングで敵わなくとも、ここ湾岸ならチームメンバーや俺でも勝機があると見てる
いつでも来い、準備は出来ている
最速の伝統と最強の誇りをもってもてなそう」
キリングマシーン
彼はかなりの古株だ
小早川達が首都高に乗り込む時には既に湾岸圏最強のチームの1つを束ねていた
黄金期メンバーの離脱、更には抜けてチームを新興する者さえいる
それでも尚彼はチームを名古屋からの引き抜きによって以前の戦力を取り戻した
そして今、チームメンバーを温存させると言って自分がわざわざ出るのには目的があった
1つは小早川の偵察
もう1つは━━━━━━━
キリングマシーンは伝説をその両目で見た
「どこだD3!
新環状のリベンジ、受けてもらう!」
彼もまた
首都高に、スピードに魅せられた1人━━━━━
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