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「(こりゃあセッティングの失敗だな、新環状ならもっとワイドでよかった……!新しいパワーに対応しきれていない!)」
左足ブレーキを駆使し向島線の高速コーナーをクリアし、少し差を詰めていく
「(コーナーだと私の方が遅い…………!?
ナメた真似を………!)」
高速S字の1つ目でいよいよ射的距離にRX-8を捕捉する
「(コーナリングだけは負けてない!あまり巧くはないが立ち上がりがFRとは思えないぜ
突っ込みも鋭いが俺からしたら甘い!
ギリギリのブレーキで詰める!あんま出し惜しみしてるとブレーキ終わる……………C1までに前に出れなければ俺の負けだ!)」
2つ目の左コーナーをクリップを奥に取りその先のストレートに備えようとするRX-8
当然突っ込みには隙が生まれる
「ここがチャンスだ!行くぞ!」
4速そのまま少し流していたリアをアクセル全開のまま左足ブレーキによる荷重移動で振り返し、逆ドリフトで突入する86
このコーナーは入口から出口まで見通せるのが幸いし、左足ブレーキを適宜使い分けられる
車間はもう無いようなもの
「少しフェアとは言えないが………………!」
あきらかにクリップを奥に取るラインを小早川は好機と判断
白線でできたゼブラゾーンへ86を滑らせた
「くっ……………!インに入れない!
邪魔すんじゃないわよ!」
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