225人が本棚に入れています
本棚に追加
黒、白、灰と一直線に並んで2台を追撃するD3
「バトルは中止なのか!?
しかし、狙いはどちらだ…………
一番支配PAが多い俺か?首都高最速の一端を担うキリングマシーンか?」
混乱する小早川にまた混乱が襲う
Zが86へとゆっくりと寄せてきた
幅寄せかと一瞬思ったがどうやらそうではないらしい
Zのサイドウインドウが開く
「伝言ゲームでもしようってか?
聞こえるわけないだろ……」
と言いつつも助手席側の窓を開けた
その瞬間何かが投げ込まれるのが見えた
小早川は慌ててそれを拾う
「なんだこれ……って、トランシーバー……?」
ノイズ混じりにトランシーバーから声が発された?
「聞こえるか、86?
こちらUNLIMITEDリーダー北方」
「あぁ、聞こえる
ずいぶんと物持ちがいいな」
「持っとくと何かと便利だ
電話だと呼び出しに出れないしな」
「……で、どうしたいんだ?」
若干の間の後小早川は真意を問う
「奴らには借りがあってな
ここで3対1対1では話にならん、ここは共同戦線としないか?」
トランシーバー越しに緊張した雰囲気が漂った
最初のコメントを投稿しよう!