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「……正直助かった
こっちもこのままどうしよって思ってたところさ
余所者に負けられないしな!」
「協力感謝する……ローリング野郎1号
それにしてもよくこいつらが余所者ってわかったな
知り合いか?」
「小早川でいい、長いからな
最近因縁があるんだよな、あいつら
バトルしたのは初めてだけど」
キリングマシーンもとい北方は、ふむと考え込むような仕草を見せたが、次の言葉は先程と違うベクトルへ向かっていた
「よし、早速かかろう
そのトランシーバーは耳かけ式だ
といっても発信するときはボタンを押さなければならないが……
使わないときに置いておくと慣性の法則で飛ぶからな、いくらかマシと考えてくれ」
「なるほど……」
「次に、敵の情報だ
黒、白、灰と並んでいるのがわかるか?」
「見えることは見える
後ろに2台いるのはわかってはいるんだが一直線状にフォーメーションとってやがるからよく見えないな」
「そう、ともかく3台いる
先頭の黒が"ザ・ナイト"D3最強と言われる男だ
中心の白が"ザ・ビショップ"だ
俺は奴にサシで負けた
奴ら単独でも十分に速い、気をつけろ」
「『借り』……そういうことか……」
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