Rorring Guy vs UNLIMITED vs D3

59/64
前へ
/244ページ
次へ
北方が質問に答えることはなかった 「次に灰色の"ザ・ルーク" D3最弱らしいがあくまでD3の中での話だ そう差はないと考えていい」 「情報はそれだけなのか?」 「名古屋でも伝説的なスープラらしい 速さの序列なんて通り名が無ければわからなかったくらいだ」 「一直線に並ぶ理由は?」 「予測に過ぎないがスリップストリームを利用してるんだろう しかしそれだと先頭が鬼のような速さである必要がある」 「じゃあ、確かめてこようか……」 Zの後ろに付けていた86はフッと減速し3台のスープラ全車にパスされる 「なっ……!無茶だ、この話は予測でしかない!」 「まぁまぁ…… 考えてもわからんだろうしな……! アンタは牽制をしててくれ」 「しててくれって簡単に言うものだ…… 小早川もわかっているんだろう?牽制されているのはこちらだと…… 連中、アクセルを半分踏んでるかどうかもあやしいぞ」 「さぁな?とりあえず前に出てれば負ねーんじゃねーの?」 小早川は少し退いた位置につく 「(このテクニカルなトンネル内であのZを抜くのは無理だな 抑えててくれよ……!)」 86をザ・ルークの後ろにつけた 「楽しそうだな、混ぜてくれよ!」 「ルーク、後方撹乱開始 86をスリップストリームにつかせるな」 「Rog.」 突然のブレーキフェイント 「おおっと! だけど考えが浅いなぁ、俺はC1なら目ェ瞑ってても走れるぜ?」 ブレーキフェイントをものともせずザ・ルークのサイドに86を滑り込ませた
/244ページ

最初のコメントを投稿しよう!

225人が本棚に入れています
本棚に追加