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ブレーキフェイントが成功すると見ていたザ・ルークの意表を突く
霞ヶ関トンネル出口付近
ゆるやかだが長い右コーナー
ブレーキングで車重の利を生かし前に出る
さらに内側に切れ込むようにして現れる出口への３車線目を流しっぱなしでショートカット
ザ・ビショップを照準に捉えたと思ったが車体が黒い
「あれ？速い順にいたんじゃあ……
とりあえず今後ろから２番目だ
そっちに動きは？」
「コーナー手前で入れ替わったが今は無い、恐ろしいほどだ
いずれ何かが来るんだろうがな……」
トンネルを抜けた頃から86の後ろからのプレッシャーが強くなった
「(機動力が高いな……
バックミラー越しとはいえ動きがまるで捉えられない)
北方！こいつ最弱なんかじゃない！
モビリティーは最早スープラじゃない！C1だとヤバいぞ！」
「おそらく"名古屋"最弱なんだろう
名古屋は超高速ステージだ
JCT以外は横羽と湾岸で構成されていると例えてもいい
何故名古屋で機動性を重視した設定だったかはわからんが最弱とはそういうことだろうな」
スピードが乗り、またザ・ナイトとザ・ビショップが入れ替わる
「また入れ替わったぞ！」
「全く、どういう事だ……？」
86の前を走る２台は猛烈な加速を見せていたが伸び代も異常である
加速、最高速、機動力
全ての能力が86とＺのそれを凌駕していた
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