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近藤モータース
「おぅ、お疲れ
美香ちゃんから『あのバカはなんだ』と聞いてるよ」
「(褒めてんのか……?それ?)」
複雑な気分だった
「変わり者だったろ?
腕はあいつの父親並かそれ以上、見かけなんか飛び越して凄いんだがなぁ……」
「言われた通り変わり者でしたね
いきなりタメ口で話せとか、兄貴とまどろっこしいから哲と呼ぶとか言い出したりして大変でしたよ」
「あいつは悟になついてたからな、いろいろ思い入れがあるんだろ
まぁ、よくやった
今日は帰って休むといいよ
86完成までしばらくあるから、その時はEhgity sixに連絡させるよ、86もそこに届ける」
小早川は初めてあったような人々が86という車の元に自分のために動いてくれていたことに感激した
例えそれが兄貴の『コネ』であったとしても…………
首を振ってそれを頭から吹き飛ばす
好意でやってくださっているんだ、俺は恵まれている
「じゃあお言葉に甘えて帰ります」
「おう、そうしな」
バイパーと86のギャップにおっかなびっくり帰って行った
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