白いカリスマ

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一方その500m先 小早川が流していた 「(初めて実戦投入して気付いた このボディ、並ではない……… 常軌を逸したクオリティーだ 春川って言ったか? 今度礼を言わないとな)」 ボディ剛性がパワーの伝達効率を上げるとは言ったものだ 今まで280馬力の86ではわからなかった領域へ突っ込んでいく 「(86をインプレッサと戦わせるレベルまで行かせたのはやっぱり、エンジンなんだろうが、それ以上に神林さんだ 86を300km/hに耐え、そしてその領域まで行けるようにする土台の全てがあの人の手によるもの……… 86ばっか弄ってる器では……………ん?)」 背後に何かを感じとる 「なんだ…!?この押し潰されるような感じは…? 音はしないが、雰囲気だけで威圧される!」 目視できる位置まで‘それ’は接近する 「ただの86とは音がおかしい。マツダの名機が積んであるというのは本当だったのか?」 追い求めた獲物を見付けた肉食獣はパッシングによって狩りを開始した! 「こいつは十三鬼将の白いカリスマ! 拠点は同じだけど、初めて見た………! テクニカルエリアに於けるクレバーさ、テクニック共に最強クラスとうたわれるロータリー使い! 相手にとって不足はない……!お釣りが来るくらいだ!」 小早川もシフトダウン、臨戦態勢に入る
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