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「(少しパワーをロス気味だけどこれ以上剛性あげたら、ロータリーエンジンと86の軽量さから来るコーナリングに錆がつく………
我ながらベストな感じね)」
美香の脳内ではこんなようなやり取りが続いた
3分位260km/hで走っていたが未知のスピードに対し集中力は切れ始め小早川が終止符を打った
「もう……いいか……?」
「十分よ。大体分かった」
「何が?」
小早川は少し意地悪く聞いた
「そりゃあ決まってるじゃない。私の作ったボディの性能よ!」
「………………そうか」
逆に面食らってしまった
関越に乗って2時間余り
高崎につく
「来ちゃったねー。群馬!高崎にエアロ技師さんがいるから案内するわね!」
「高速降りてすぐなのか……近いな」
10分程高崎市内を走るとそこはあった
R.S.Sとの看板がある
「(リアルスピードシマザキか…案外まともそうだ)」
「さて、入るわよ」
店内に入るとショップ独特の臭いがした
夜7時にも関わらずeighty six程では無いが人で賑わっている
美香は島崎さんを探しているようだ
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